商品を製作していくうえで大切にしていること
【心の琴線に触れる一点ものを作る】
もう随分と前のことですが、故・ピナ・バウシュ率いるウッパダール舞踏団の公演を見ました。衝撃でした!!
その中でも「春の祭典」をみたあとの心のざわつきと言ったら!!……
わたしの心の奥にある何かが揺さぶられたんです。
ダンスなので言葉はありません。ダンサーの肉体のみを使っての表現です。
クラッシックバレエのように足の角度や指先まで統率された美しさではなく、国籍も身長も様々な多様性あふれるダンサーたちの表現。
説明がむずかしいんですが、琴線に触れられてしまった。
むずむずしましたよ(´▽`*)
『琴線に触れる』とは?
心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激して,感動や共鳴を与えること
「琴線」は,もともとは琴の糸のこと。それを,物事に感動する心の奥の心情を表すものとして比喩的に用いる言葉(辞書より引用)
伊藤若冲氏の鶏の眼差しや、岡本太郎氏の縄文時代を起源とした人間の生きる力。
縄文土器が可愛くみえてきます(≧◇≦)
価値観が大きく変わった時期でした。
それらのことがず~っと心の奥底にあったのでしょう。
その後、いざ自分で仕事をはじめようとしたとき、家でもできることで好きなことを仕事にしたいと考えたんです。
私は子供のころから手先は器用でした(^^)
大人になってからは見様見真似で本をみながら小物や服を作ったり。
わたし、いわゆるブランドバッグを持っていません。
高くて手が出なかったということもありますが(;´・ω・)
すごくしっかりしていて飽きがこないし長く使えるのも知っています。
それよりも職人の手仕事による一点物の方に魅力をかんじていました。
やっぱり「自己満足できるかどうか」だなーと思いましたね。
・自分だけの一点もの
・作り手の想いが詰まったもの
・そして自分にないものへの憧れ
↓
ピンときたのが帯。
帯がもつ【艶(あで)やかさ】。
艶やかというと聞こえはいいですが、かんたんにいうと「色気」ですね☆
「優雅で美しく、気品がある」の意味である「貴(あて)やか」が変化したといわれているそうです。
わたしは万華鏡バッグを持つひとが
艶やかになりますように。
艶やかなひとが選んでくれますように。
艶やかな「帯」を素材としたバッグを身につけることで、持つ人までも注目されるような逸品を作っていく。そして日本の美意識の集大成ともいえる着物文化が『女性の憧れ』となりますように。
と想って日々つくっています(*^-^*)
好きなことを仕事にすると嫌いになる
と良く耳にしますよね。
じぇんじぇんそんなことありましぇん!
根詰めるとたしかに体力面できついと感じることはありますが、むしろ楽しくて♪
生みの苦しみもあります・・・
しかし出来上がった時の「よっしゃー!」や「めちゃカワ(・∀・)イイ!!」があるので辞められません。自画自賛(≧◇≦)
でも自画自賛できるものじゃないと魅力的なものはできないので、それでよいと思っています。
ブログって文字数を気にせずかけるので、つい長文になってしまう(@_@)
今日はこのへんで。
SeeYou☆